100均の扉ストッパーで食器棚は固定できる?ダイソー・キャン★ドゥの地震対策を紹介
この記事は、100均の扉ストッパーを使って、食器棚を固定する方法を紹介します。
100均の扉ストッパーは赤ちゃんがいる家庭に人気がありますが、地震対策にもおすすめです。
さらに詳しい地震対策を知りたい人は読み進めて、さっそく商品をチェックしたい人は以下のダイソー公式サイトをチェックしてみてください。
地震のときに食器棚の扉が開くとどうなる?
地震対策といえば、家具の転倒防止や避難経路の確保が注目されがちですが、意外と見落とされているのが「扉のロック」です。
ここでは、扉が開くことで起こるリスクや、その重要性について詳しく解説します。
倒れた食器棚より危ない?扉から飛び出す食器のリスク
大きな地震では家具の転倒が注目されがちですが、実は飛び出す食器が被害を与えるケースも少なくありません。
棚の中にあるお皿やコップは、扉が開くと一気に外へ飛び出すので、頭や顔、足元に当たってしまうことがあります。
ガラス製のコップや陶器の皿は、割れると鋭利な破片となり、さらにリスクが増します。
「扉が開くだけ」と侮っていると、飛び出した中身が凶器に変わる可能性があるという点を見過ごしてはいけません。
まさかうちが…地震直後のリアルな被害例とは?
地震のあとに「まさか自分の家でこんなことになるとは思わなかった」と後悔する声は多くあります。
実際に東日本大震災や熊本地震の際には、食器棚の扉が開いて中身が飛び出し、避難時に足の裏を切ったり、落ちてきた皿で頭を打ったという被害が報告されています。
被害が起こってからでは遅いので、事前の備えがどれほど大切かを痛感させられますね。
100均のストッパーで食器棚の扉は本当にロックできる?
引用:ダイソー公式
ここでは、100円ショップで買えるストッパーが、実際にどれだけの効果を発揮するのかについて見ていきます。
ダイソー・セリア・キャンドゥの代表的な扉ストッパー
100均ではさまざまな扉用ストッパーが販売されています。
代表的な商品としては、ダイソーの「引き出しストッパー」や、セリアの「ベビーガードシリーズ」、キャンドゥの「チャイルドロック」などがあります。
多くは赤ちゃんのいたずら防止として展開されているものですが、粘着テープで固定し、扉が開かないようにする仕組みは、地震対策にも応用可能です。
いずれも100〜200円前後で購入でき、取り付けも工具不要で簡単ですよ。
家具にキズをつけずに設置できるため、賃貸住宅に住む方からも支持を集めています。
使ってみてわかった効果と限界
実際に使ってみると、軽い揺れや衝撃ではしっかり扉の開閉を防げるケースが多いです。
密着性の高い粘着テープを使用している商品は、思った以上に安定感があります。
ただし、強い揺れや繰り返しの使用でテープが劣化してくると、剥がれやすくなってしまうという弱点もあります。
また、観音開きの扉や段差のある家具には設置が難しいこともあるため、使用前には取り付け場所の形状をしっかり確認してくださいね。
「ないよりマシ」は本当?100均ストッパーの評価まとめ
100均のストッパーは、確かに本格的な防災グッズと比べると耐久性や強度は劣る面があります。
しかし、何もしていない状態と比べると、最初のひと揺れで飛び出しを防げる可能性があるだけでも大きな違いです。
「今すぐにでも何か始めたい」「とりあえず不安を軽くしたい」という人にとって、100均グッズは手軽で効果的な第一歩といえるでしょう。
「100円で命が守れるなら安いもの」といった声もあるので、まずはできる対策から始めるのはおすすめですよ。
赤ちゃんがいなくても必要?一般家庭でも食器棚の扉ストッパーが役立つ場面
「うちは子どもがいないから、チャイルドロックなんて関係ない」と思っていませんか?
ここでは、赤ちゃんがいない家庭でも「付けておいてよかった」と感じられる具体的なシーンをご紹介します。
揺れで開くリスクがある意外な場所
食器棚以外にも、地震の揺れで扉が開いてしまう場所は意外とたくさんあります。
洗面所下の収納棚や、書類を入れているキャビネット、テレビ台の扉など。
一見重そうに見える扉でも、縦揺れや横揺れの方向によっては簡単に開いてしまうことがあります。
こうした盲点にこそ、100均のストッパーは効果的なのです。
来客時の安全確保やペット対策にも
来客で小さなお子さんが遊びに来る家庭では、予想外の場所を開けられてしまうこともあります。
また、犬や猫などのペットがいる家庭でも、好奇心から収納扉を開けようとすることがあります。
そうしたトラブルを未然に防ぐために、簡易的なロックを取り付けておくと安心ですね。
実際に「地震のときにペットが驚いて暴れた拍子に扉が開いて、中のガラス製品が割れてしまった」という体験談もあります。
日常のちょっとしたヒヤリを減らす意味でも、100均のストッパーは有効です。
食器棚の扉ストッパーは100均で十分?それとも他の対策と併用すべき?
「とりあえず100均で試してみたいけど、ちゃんとした対策にもしたい」そんな迷いを持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは、100均ストッパーと市販の高機能ストッパーを比較し、併用すべきケースや判断基準について紹介します。
本格的な防災ストッパーとの違いを比較
100均の扉ストッパーは、多くが赤ちゃんのいたずら防止や簡易ロックを目的とした商品であり、地震専用に設計されたものではありません。
そのため、強い揺れが長時間続くような大地震では、粘着部分が剥がれたり、ロック機構が外れてしまうリスクもゼロではありません。
一方で、市販の地震対策用ストッパーは耐震テストをクリアした製品が多く、より強力な粘着剤やネジ止め設計などが採用されています。
その分、価格も1,000円〜3,000円程度と高くなりますが、信頼性や耐久性では安心感があります。
安心感を高めたい人はどう選ぶべきか?
「できるだけコストを抑えたいけど、安心感もほしい」という方には、部分使いがおすすめです。
よく使う扉や揺れやすい場所には100均ストッパーを使い、大事なものが入っている棚には本格的な製品を取り付けるといった方法です。
また、100均グッズで一度試してみて、「粘着力が弱い」「サイズが合わない」など気になる点があれば、後から本格的な対策へ切り替えるという段階的な方法もありますよ。
いきなり高価なアイテムを買うよりも、無駄なく納得のいく対策ができるでしょう。
100均の扉ストッパーに関するよくある質問
ここでは、ダイソーなどの100均で売られている扉ストッパーのよくある質問を紹介します。
Q1:100均のストッパーは長期間使っても粘着力は落ちませんか?
長期間使うと、どうしても粘着力は少しずつ弱くなってきます。
湿気の多い場所や、頻繁に開け閉めする扉では剥がれやすくなる傾向があります。
Q2:100均のストッパーはどんな扉にも使えますか?
すべての扉に使えるわけではありません。取っ手の形状や、扉の段差、素材によってはうまく固定できない場合があります。
Q3:見た目が気になるのですが、目立ちにくいストッパーはありますか?
100均には半透明や白色など、インテリアに馴染みやすいデザインも揃っています。
セリアやキャンドゥでは、見た目に配慮されたシンプルなデザインの商品が人気です。
Q4:ストッパーを剥がすときに家具が傷つきませんか?
粘着式のものは、剥がすときにのり残りが出ることもあります。
ドライヤーなどで軽く温めながら剥がすと、キレイに取れる場合が多いです。
Q5:どれくらいの強さの地震まで耐えられますか?
100均商品は耐震試験を公表していないものがほとんどで、具体的な数値は明記されていないのが実情です。
あくまで“初期の飛び出し防止”として考え、過信しすぎないことが大切です。
100均の食器棚に使える扉ストッパーのまとめ
100均の扉ストッパーは、ないよりあったほうが食器棚の耐震性が高まるのでおすすめです。
まずは、100均の商品から始めてみて、使い勝手が悪いときや、機能性に不安があるときは、専用商品を買いましょう。
地震対策で見逃せない電気の確保に興味がある方は、以下のジャクリポータブル電源のページも参考にしてくださいね。