防災グッズにおすすめの布テープ!10個の使い道を紹介
この記事は、防災グッズとして布テープの使い道を解説します。
布テープは10通りの使い道ができるため、防災グッズのひとつにおすすめです。
詳しい情報を知りたい人は続きを読み進めてください。
布テープは本当に防災グッズとして必要なの?
災害に備えて「とりあえずガムテープを入れておけばいい」と思っていませんか?
まずは布テープと他のテープとの違いから見ていきましょう。
ガムテープや養生テープとはどう違う?
ガムテープは、一度貼ると剥がしにくく、手で切るのも難しいため、素早い対応が求められる緊急時には扱いにくいのが難点です。
さらに、水に弱く、雨天や屋外では役に立たないケースもあるでしょう。
一方、養生テープは軽作業向きで、貼っても簡単にはがせる手軽さが魅力ですが、防災時のように風やホコリが舞う場所ではすぐに剥がれてしまうこともあります。
だからこそ、防災という特殊な状況に対応できる「布テープ」の強みが際立つのです。
布テープの特徴と災害時の有効性
布テープはその名の通り、布地をベースに作られているため、強度と柔軟性をあわせ持っています。
しかも、ハサミを使わなくても手で簡単にまっすぐ切れるという点も、緊急時には非常に助かります。
防災の現場では、すばやく・確実に・柔軟に対応することが求められます。
布テープは、たとえば割れたガラスの飛散防止、衣類や靴の応急補修、包帯の固定、ゴミ袋の封、段ボール箱の補強など、あらゆる場面で活用可能なんです。
さらに、布素材なので曲面にも貼りやすく、凸凹した壁や家具などにもなじみやすいのが特徴です。
養生テープのようにすぐ剥がれたり、ガムテープのようにゴワゴワと固すぎたりすることもありません。
布テープが防災グッズとして活躍する10の場面
ここでは、具体的にどのような場面で布テープが活躍するのか、10のケースに分けてご紹介します。
@ 包帯やガーゼを固定する応急処置に使える
ケガをしたとき、すぐに包帯やガーゼで応急処置ができると、その後の感染リスクや不安を大きく軽減できます。
そんな場面でも布テープは役立ちます。
布テープは粘着力が高いので、ガーゼをしっかり固定でき、動いてもズレにくいのが特長です。
包帯の端を留めたり、骨折や捻挫の部位を仮固定するのにも適しています。
皮膚に直接貼るのが気になる場合は、衣類の上から留めたり、タオルや布を巻いた上から使用する方法がおすすめですよ。
A 靴底や衣類の破れを一時的に補修できる
避難中や屋外での移動が続くと、靴のソールが剥がれたり、衣類が破れたりと、予想外のトラブルに見舞われることがあります。
そんなときに布テープが1本あると、その場しのぎの補修がすぐにできて非常に便利です。
靴底が剥がれかけた部分にぐるりと巻いたり、服の破れに内側から当てるように貼れば、歩行時の違和感や風の侵入を防げて便利ですね。
また、濡れても粘着力が落ちにくく、アウトドアシーンや雨天時にも対応できる点も優秀です。
しっかり貼りたいときは、少し長めにちぎって二重・三重に重ね貼りすると安心ですよ。
B 割れたガラス窓やドアの飛散防止に使える
地震や台風のあとに意外と多いのが、ガラス窓やドアの破損です。
破片が飛び散ると非常に危険ですが、すぐに修理できない場合もあります。
そんなとき、布テープがあれば、ガラスの飛散を防ぎ、応急的に安全を確保することができます。
破損したガラス部分に布テープをしっかりと貼れば、割れた破片がバラバラと落ちるのを防げますよ。
目に見えないヒビが入っている場合も、前もってテープで補強しておくと、さらなる崩壊を防げることがあります。
ガムテープと違い、布テープは引っ張りに強く、破れにくいので、大きな範囲にも対応しやすいのが特長です。
安全確保のためにも、ぜひ1本は常備しておきたいアイテムですね。
C ゴミ袋の口を留めて衛生管理に役立つ
災害時には、ゴミの管理が思った以上に重要な課題になります。
とくに避難所生活では、生ごみや使用済みの紙類、衛生用品などが増えやすく、袋の口をしっかり閉じて衛生管理をしなければなりません。
そんなときに布テープがあると、大いに役立ちます。
ゴミ袋の口を結ぶだけでは不十分な場合でも、布テープで封をすればニオイ漏れや中身の飛び出しを防ぐことができます。
ガムテープよりも手でちぎりやすく、養生テープよりも粘着力が強いため、しっかり貼れて扱いやすいのがポイントです。
また、複数の袋をまとめてひとつにする場合や、袋を壁や柱に固定しておきたいときにも布テープが活躍します。
D 避難所での場所取りや目印に活用できる
避難所生活では、自分や家族のスペースをどう確保するかがストレス軽減の大きなポイントになります。
とはいえ、テープやロープなどを持参していないと、場所取りや目印の確保が難しいですよね。
そんな場面でも、布テープはシンプルかつ柔軟に活用できる頼れるツールですよ。
たとえば、床に直接布テープを貼って「ここからここまでがうちのスペース」と可視化すれば、他の避難者との距離感やトラブルを避けることができます。
また、壁や棚に名前や注意事項を書いた紙を貼るときにも、布テープが使えます。
E メッセージや注意書きを貼り付けるのに使える
災害時には、口頭での伝達が難しいこともあり、メモや掲示物によって情報を共有する機会が増えます。
そんなときに布テープがあると、テープ自体がメッセージを伝えるものとなり便利です。
「避難所の小学校にいます」などの伝言を布テープの上に直接書いて、壁やドアなどに貼っておけば、家族が後から来たときの安否確認に役立ちます。
また、「ここは立ち入り禁止」「水が使えません」などの注意書きを目立つ場所に掲示すれば、無用なトラブルや混乱を避けることもできますよ。
F 段ボール箱の補強や荷物の仕分けに便利
避難所や一時的な生活スペースでは、物資や私物の整理がとても重要になります。
そんなときに役立つのが段ボール箱ですが、使っているうちに壊れてしまったり、中身が混ざってしまうこともありますよね。
そこで活躍するのが布テープです、補強に使える優秀な道具です。
底が抜けそうな段ボールに布テープを十字に貼るだけで、強度が格段にアップします。
G 風で飛びそうなものを仮止めできる
台風や地震のあと、屋外に置いてあるものが風で飛ばされそうになることはよくあります。
ブルーシート、ベニヤ板、物干し竿、屋外収納の扉など、「ちょっとだけ止めておきたい」という場面で、布テープが非常に役立ちます。
布テープは粘着力が強く、雨や風が当たっても簡単には剥がれにくいため、応急的な固定にぴったりです。
たとえば、ブルーシートの端を壁や地面に留めたり、倒れそうな家具の引き出しを仮止めしておくなど、工夫次第で使い道はさまざまです。
H テントやレジャーシートの補修や固定に使える
避難生活や屋外での一時滞在では、テントやレジャーシートが大活躍します。
ただ、強風や摩耗、引っかかりなどによって、思わぬ破れやズレが起きることがありますよね。
そんなときに布テープがあれば、その場で応急補修や固定ができて安心です。
穴が開いたテントの内側から布テープを貼れば、雨や風の侵入を一時的に防ぐことができます。
I 袋の取っ手や持ち手の代用になる
避難時や非常時には、物資を運ぶために袋やトートバッグを使うことが多くなります。
しかし、重さで持ち手がちぎれてしまったり、そもそも持ち手がついていない袋しか手元にないこともあります。
そんなとき、布テープがあれば即席で「持ち手」を作ることができますよ。
「ズボラ防災」ならではの布テープの活用術
「きちんと備えなきゃ」と思ってはいるけれど、完璧な防災対策を揃えるのはなかなか大変と感じる人は多いですよね。
ここでは、防災グッズにあまり手間をかけたくない人に向けた、布テープならではの活用術をご紹介します。
潰して芯を抜けばコンパクトに!
布テープは通常、芯の紙部分がしっかりしていてかさばりがちですが、芯を潰して抜くだけでサイズが一気にコンパクトになります。
防災袋の限られたスペースにもすっきり収まり、持ち運びのストレスも軽減しますよ。
やり方は簡単です。
両手で軽く押して芯を潰し、中の紙筒を取り除くだけです。
テープ1本で10役!厳選して防災袋に入れる考え方
布テープは、これまでご紹介してきたように、応急処置・補修・掲示・仕分けなど10以上の使い道を持つ万能選手なんです。
防災袋に入れるアイテムをできるだけ絞りたい方にとって、これほど頼れる存在はありません。
どこで手に入る?おすすめの布テープと選び方
選び方次第で防災性能に差が出るのが布テープなので、ここでは選び方を紹介します。
100均・ホームセンター・ネットの選択肢を比較
布テープは、ダイソーやセリアなどの100円ショップでも販売されています。
安価で手軽に手に入るのが魅力ですが、商品によって粘着力や厚みが異なるため、用途が明確な場合は注意が必要です。
一方、ホームセンターでは業務用に近い強力タイプが揃っており、防災用途にもぴったりです。
サイズや耐水性などの詳細が明記されている商品も多く、信頼性を重視するならホームセンターがおすすめです。
さらに、Amazonや楽天などのネット通販では、レビューを参考に選べるのが大きなメリットですね。
時間に余裕があるなら、比較検討しながらの購入してみてくださいね。
防災用途に適した布テープのチェックポイント
布テープを防災用として選ぶ際に、特にチェックしたいポイントがいくつかあります。
まずは粘着力です。
強すぎると剥がしにくくなりますが、弱すぎると固定力に欠けるため、「適度な粘着力」が理想です。
製品のレビューや商品説明で「強粘着」や「再貼付可能」などの表記を確認しましょう。
次に耐水性・耐久性の高さです。
災害時には水濡れや湿気も多いため、水に強い仕様かどうかが非常に重要です。
耐熱性や屋外対応の記載があれば、さらに安心です。
防災グッズと布テープのまとめ
これから防災グッズを手作りするなら、ぜひ布テープは入れたいですね。
紹介した10つの用途以外にも、工夫次第でいろいろと活用できて便利です。
100均の薄くてコンパクトな布テープを入れてもいいでしょう。
本格的に防災グッズを揃えたい人は、以下の記事で紹介しているジャクリポータブル電源も併せてチェックしてみてくださいね。