車載冷蔵庫のデメリット5選！バッテリー上がりや積みっぱなしの危険性とは
この記事では、車載冷蔵庫のデメリット5選と、それを防ぐための対策について解説します。
車載冷蔵庫は便利な反面、バッテリー上がりや冷却不足、積みっぱなしによる故障など、見落としがちなリスクが存在します。
もっと詳しく知りたい方はこのまま読み進め、すぐに車載冷蔵庫のデメリットを解消するためのポータブル電源を比較したい人は以下の記事をご覧ください。
車載冷蔵庫で起こりがちな5つのデメリット
車載冷蔵庫はアウトドアや長距離ドライブで便利に使える一方で、使用環境によっては不便やリスクが伴います。
ここでは、利用者からよく指摘される5つのデメリットを紹介します。
車載冷蔵庫のデメリット①：バッテリー上がりのリスクがある
車載冷蔵庫は電力を消費して稼働するため、エンジンを切った状態で長時間使用すると車のバッテリーが上がる可能性があります。
バッテリー上がりを防ぐためには、以下の対策がおすすめです。
- サブバッテリーやポータブル電源を利用する
- 低電圧カット機能付きモデルを選択
- 定期的にエンジンを始動して充電する
これらを徹底すれば、バッテリー上がりのリスクを大幅に減らせます。
車載冷蔵庫のデメリット②：冷却不足や冷えムラが起こることがある
真夏の高温環境で車載冷蔵庫を使用するとき、またはペルチェ式冷却モデルでは冷却性能が不足しやすく、庫内に冷えムラが生じることがあります。
直射日光下では庫内温度が上がりやすいので、飲食物の保存に注意しなければなりません。
対策としては、コンプレッサー式を選ぶ、日陰や車内の涼しい位置に設置する、保冷剤を併用するなどが効果的です。
車載冷蔵庫のデメリット③：車内スペースが圧迫される問題
車載冷蔵庫はサイズによっては荷物置き場を圧迫してしまい、他の荷物が積みにくくなるデメリットがあります。
ハイエースなどの大型車では大きな問題にはなりませんが、軽自動車やコンパクトカーではスペースの有効活用が課題になりやすいでしょう。
スペースの問題を解消するには、コンパクトサイズや縦置きタイプの冷蔵庫を選び、積載効率を改善する方法がおすすめです。
車載冷蔵庫のデメリット④：長期使用で故障や劣化が起こるリスク
車載冷蔵庫は、走行中の振動や衝撃、温度変化の影響を受けると、部品が劣化したり故障のリスクが高まったりするデメリットがあります。
積みっぱなしでメンテナンスを怠ると、寿命を縮める原因になるため、注意しなければなりません。
車載冷蔵庫の故障を減らしたいときは、衝撃吸収マットの使用や、定期的な清掃・点検が有効です。
車載冷蔵庫のデメリット⑤：初期費用・維持コストの高さ
高性能なコンプレッサー式の車載冷蔵庫は購入価格が高く、加えて消費電力やメンテナンスにもコストがかかります。
さらに、ポータブル電源を併用する場合はさらに費用が上乗せされる点にも注意しましょう。
コストの問題があるときは、必要性や使用頻度を見極めて、レンタルや代替品の利用も検討すると経済的です。
車載冷蔵庫のバッテリー上がりを防ぐための具体的な対策方法
車載冷蔵庫の使用で最も気を付けたいデメリットは、車のバッテリー上がりです。
ここでは、バッテリー上がりのリスクを防ぐための具体的な方法を紹介します。
サブバッテリーや外部電源を活用する」
サブバッテリーを搭載すれば、車のメインバッテリーに負担をかけずに冷蔵庫を稼働できます。
アウトドアや長期車中泊では、ポータブル電源を併用するのも有効です。
- サブバッテリーは走行中に充電可能
- ポータブル電源は自宅で事前充電して持ち出せる
- ソーラーパネルと組み合わせれば長期利用も可能
これらの特徴を比較し、最適な方法を選んでみてください。
低電圧カット機能付きモデルを選ぶ
車載冷蔵庫で車のバッテリー上がりを防ぐには、低電圧カット機能付モデルを選ぶ対策方法があります。
低電圧カット機能とは、バッテリー電圧が一定値を下回った時に自動で冷蔵庫の稼働を停止する機能です。
選ぶときは、以下をチェックしましょう。
- カットオフ電圧の調整が可能か
- バッテリーの種類（鉛・リチウム）に対応しているか
- 設定変更が簡単にできる操作性
車載冷蔵庫にこの機能があれば、知らないうちにバッテリーが上がるリスクを大幅に減らせます。
エンジン停止中の使用ルールを決める
バッテリー上がりを防ぐには、エンジンを止めたまま冷蔵庫を長時間使うのは避けるのが基本です。
どうしてもエンジンをかける必要があるときは、短時間使用にとどめる、または定期的にエンジンをかけて充電する習慣をつけましょう。
また、冷蔵モードを2～5℃に設定し、車載冷蔵庫の温度設定を控えめにすると、消費電力を抑えられます。
車載冷蔵庫を積みっぱなしにする場合の注意点
車載冷蔵庫を常に車内に置いたままにすると、利便性は高い反面、機器や車両への負担が増える可能性があります。
ここでは積みっぱなしにする際のリスクと、その対策を解説します。
振動・衝撃によるダメージ対策
走行中の振動や段差での衝撃は、車載冷蔵庫の内部コンプレッサーや配線にダメージを与えることがあります。
対策としては以下が有効です。
- 衝撃吸収マットや防振ゴムを敷く
- 走行中は冷蔵庫をしっかり固定する
- デリケートな内部部品を守るため、未使用時は電源を切る
こうした工夫で機器寿命を延ばすとよいでしょう。
車内温度の影響を減らす方法
夏場の車内は直射日光で60℃以上になることもあるので、車載冷蔵庫の冷却性能の低下や部品劣化を招くことがあります。
- 日陰や屋根付き駐車場に停める
- サンシェードや断熱シートを利用する
- 夏季は使用しない期間は車外で保管する
以上のような高温対策をすれば、車載冷蔵庫を積みっぱなしにしても、故障リスクを軽減できます。
車載冷蔵庫のデメリット解消のためクーラーボックスを代用するコツ
車載冷蔵庫のデメリットを解消する方法として、クーラーボックスを代用する方法があります。
ここでは、両者の違いや使い分け方を解説します。
クーラーボックスのメリット・デメリット比較
車載冷蔵庫の代わりにクーラーボックスを使う方法は、以下のメリットとデメリットがあるため、事前に比較してください。
メリット
- 電源不要でバッテリー上がりの心配がない
- 軽量で持ち運びやすく、価格が安い
- 構造がシンプルで壊れにくい
車載冷蔵庫を使用中に車のバッテリー上がりを防ぎたいときは、電源が要らないクーラーボックスの活用がおすすめです。
最近のクーラーボックスは冷却性能が優れており、２層構造で温度管理ができるものがあるため、車載冷蔵庫変わりとしても役立つでしょう。
デメリット
- 氷や保冷剤が必要で、冷却持続時間が限られる
- 氷が溶けると内部が水浸しになりやすい
- 氷の補充や入手が手間になる
以上のように、クーラーボックスでは使用時間が限られるデメリットがあります。
短期間の使用ではクーラーボックスでも問題ありませんが、長期間の車中泊を想定するシーンでは車載用冷蔵庫のほうが便利です。
車載冷蔵庫との使い分け方
長期の車中泊や連泊キャンプ、冷凍が必要な場合は車載冷蔵庫が有利です。
一方で、日帰りレジャーや短時間の利用ではクーラーボックスが軽快に使えます。
両者を組み合わせて、冷蔵庫は主に生鮮食品や冷凍品に、クーラーボックスは飲み物や氷の保管に使う方法も検討してみてください。
車載冷蔵庫のデメリットのまとめ
車載冷蔵庫の意外なデメリットについて解説をしてきました。
購入前にバッテリー上がりや冷却不足、設置スペースの確保などのデメリットを理解しておきましょう。
今すぐ車載冷蔵庫のバッテリー上がり予防に最適なポータブル電源を比較したい方は、以下の記事も併せてご覧になってみてください。
