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停電でも使えるエアコンを徹底調査!自動復帰や代わりになるものを紹介

 

この記事では、停電でも使えるエアコンを紹介します。

 

結論から言うと、停電でも使えるエアコンは存在していません。

 

しかし、停電復帰後に同じ設定にする「自動復帰」機能付きのエアコンの活用や、蓄電池・ポータブル電源があれば停電時にエアコンが動きます。

 

ペットや寝たきりの家族がいる場合で、不在時の停電が心配な方は、ぜひこのまま読み進めて安心して外出できる環境を作ってみてください。

 

 

停電でも使えるエアコンとは?

 

ここでは、停電でも使えるエアコンとは、どんなものなのか解説します。

 

停電になれば電気が通っていないため普通はエアコンが使えませんが、停電が終わった後にエアコンが使いやすい機能が存在しています。

 

自動復帰機能があるエアコンのこと

停電でも使えるエアコンとは、エアコンの「自動復帰機能」のことです。

 

自動復帰機能とは、停電前の運転状態をエアコン内部の制御システムが記憶しておき、復電と同時にその設定を再開する仕組みのことです。

 

この機能があれば、停電の度にリモコン操作をする必要がなくなるので、ペットや寝たきりの家族を家に置いたままエアコンを稼働させる場合に安心ですよ。

 

ただし、自動復帰機能を働かせるためには、電力が復帰している必要があるので、停電時にエアコンが使えるわけではありません。

 

ペットのため自動復帰機能付エアコンを選ぶメリット

ペットは人間以上に暑さや寒さに弱いため、停電によって空調が止まると体調を崩すリスクが高まります。

 

最近の夏は40℃に達する地域も出てきているので、飼い主が仕事で不在中に、停電でエアコンが止まったらと思うとひやひやしますよね。

 

しかし、自動復帰機能付きのエアコンを設置しておくと、電力が戻ったときに自動で稼働できるので、ペットが快適な環境を維持しやすくなります。

 

ダイキン・三菱・東芝・シャープの対応状況について

エアコンの主要メーカーの多くは自動復帰機能を備えたモデルを展開しています。

 

  • ダイキン:Rシリーズで別付けが可能
  • 三菱(霧ヶ峰シリーズ): Z・Z・FD・ZD以外のシリーズは別途工事が必要
  • 東芝(大清快Nシリーズ):オートリスタート機能を搭載

 

このように、エアコンメーカーの各社が停電時の安心を考慮したモデルを提供しているため、購入時にはカタログや公式サイトで機能の有無を確認しましょう。

 

停電でも使えるエアコンを動かすために必要な電力について

 

各社のエアコンに備え付けられている「自動復帰機能」は停電が終わった後に、停電前の設定を維持するための機能です。

 

「自動復帰機能」があったとしても停電時にエアコンは動かないので、停電時はエアコンを動かせる以下の電力の確保も考慮しましょう。

 

蓄電池を使う

家庭用蓄電池を導入すれば、停電時でもエアコンを稼働させることが可能です。

 

14畳以下のエアコンのモデルは100V、14畳以上は200V対応が多いので、蓄電池を選ぶときはそれぞれ対応の蓄電池を選択してください。

 

100Vのエアコンなら「特定負荷型(100V)」の蓄電池を、200Vのエアコンなら「全負荷型(200V対応)」の蓄電池を選ぶ必要があります。

 

容量6kWh以上の蓄電池を家庭に備えておけば、エアコンは以下の時間稼働させることができます。

  • 小型(300W) → 約20時間
  • 中型(600W) → 約10時間
  • 大型(1200W) → 約5時間
  • 大型(2000W) → 約3時間

 

ポータブル電源を使う

短時間の停電対策であれば、大容量ポータブル電源を活用する方法もあります。

 

一般的な家庭用ポータブル電源は500Wh〜2000Wh程度の容量があり、小型エアコンや省電力モードであれば数時間稼働させることが可能です。

 

ポータブル電源の多くは、ソーラーパネルと組み合わせられるので、長時間の使用も視野に入れることができます。

 

ただし、消費電力が大きい200Vタイプのエアコンには不向きなポータブル電源があるため、家庭で使っているエアコンが100V対応か、200V対応かは必ず確認してください。

 

エアコンを稼働させられるポータブル電源は、以下の記事で比較できます。

 

 

停電時にエアコンの代わりになるもの

 

停電が長引くと、エアコンを稼働させるのは難しくなる可能性があります。

 

その際には、体温調整をサポートする代替手段が役立つので、ここでは家庭で活用できる代表的な方法を紹介します。

 

冷感グッズを使う

冷感マットやジェル枕、保冷剤を活用し、体温の上昇を一時的に和らげましょう。

 

ペット用の冷感マットは種類が豊富なので停電対策として準備しておき、万が一の際には体の下に敷いて体温の上昇を食い止める方法がおすすめです。

 

人間用でもアイスノンや首に巻く冷感タオルなど、停電中でも使える製品が多く出ているので、普段の生活でも使い慣れておきましょう。

 

充電式の扇風機やハンディファン

小型で充電式の扇風機は、USB充電やモバイルバッテリーで稼働できるため停電時に便利です。

 

エアコンほどの冷却効果はありませんが、風を当てるだけで体感温度を下げる効果があります。

 

さらに、ポータブル蓄電池と組み合わせれば長時間利用できるので、ペット用ケージに向けて風を送る方法も試してみてください。

 

ポータブルエアコン

工事不要で移動できるポータブルエアコンは、災害時の強い味方です。

 

ポータブルエアコンも電気を必要としますが、ルームエアコンより省エネの商品が多いので、ポータブル電源と組み合わせると停電時に役立ちます。

 

また、ポータブルエアコンとポータブル電源の組み合わせ方は、避難所や車中泊での利用にも適しており、ペットや高齢者の熱中症対策として注目されています。

 

停電でも使えるエアコンのまとめ

この記事では、停電でも使えるエアコンについて、幅広く解説してきました。

 

停電が復旧した後に同じ設定でエアコンを稼働させたいなら「自動復帰」機能付エアコンが役立ちますが、停電でもエアコンを動かしたいなら蓄電池やポータブル電源が別途必要です。

 

エアコンを長時間稼働させるには大容量の電源が必要になるので、冷感グッズも組み合わせながら、上手く体温を下げてみてください。