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ポータブル電源でエアコンは何時間動く?車中泊に使えるおすすめ3選も紹介

 

この記事は、ポータブル電源でエアコンは何時間動くのか解説します。

 

結論から言うと、1000Wh容量のポータブル電源なら約1時間が目安です。

 

1時間、2時間、3時間ごとの車中泊にもおすすめなポータブル電源も紹介しますので、さらに詳細を知りたい方は読み進めてください。

 

このページの目次

 

ポータブル電源でエアコンは何時間動く?

 

まずは、ポータブル電源でエアコンは何時間動くのかを知るための基礎知識を紹介します。

 

この部分の知識が得られると、自分の家庭にあるエアコンで何時間動くのかわかるようになりますよ。

 

稼働時間を計算する基本式

エアコンを動かす時間は、ポータブル電源の容量(Wh)から計算できます。

 

一般的には「容量(Wh)×0.8 ÷ 消費電力(W)」で求められます。

 

0.8を掛けるのは変換ロスを考慮するためです。

 

例えば1,000Whのポータブル電源で消費電力1,000Wのエアコンを動かす場合の計算式は、「1000×0.8÷1000=0.8時間」となり、約48分が目安です。

 

容量別(500Wh/1000Wh/2000Wh/3000Wh)の稼働時間早見表

容量別 稼働時間の目安
ポータブル電源の容量 稼働時間の目安
500Wh 約30分前後
1000Wh 約1時間弱
2000Wh 約2時間弱
3000Wh 約3時間前後

 

ポータブル電源の容量が大きくなるほど、エアコンの稼働時間は長くなります。

 

500Whでは約30分前後、1,000Whで約1時間弱、2,000Whなら2時間弱、3,000Whでは3時間前後が目安です。

 

数値はあくまで理論値ですが、目安として容量と稼働時間の関係を把握しておくと、購入時にどのモデルを選ぶべきか判断しやすいでしょう。

 

理論値と実用値の違い

容量別 稼働時間早見表(消費電力1000Wのエアコン)
ポータブル電源の容量 理論値(Wh ÷ 1000W) 実用目安(80%換算) 稼働時間の目安
500Wh 0.5時間 約0.4時間 約24分
1000Wh 1時間 約0.8時間 約48分
2000Wh 2時間 約1.6時間 約1時間36分
3000Wh 3時間 約2.4時間 約2時間24分

 

先ほど紹介した計算式で求めた時間は「理論値」であり、実際には電力変換ロスや気温による効率低下があるため、実用時間は8割程度に収まることが多いです。

 

たとえば理論上1時間の計算でも、実際は45〜50分で電源が切れるケースもあります。

 

エアコンの部屋サイズ別の消費電力とポータブル電源の稼働時間

部屋サイズ別エアコンの消費電力と稼働目安
部屋サイズ 消費電力の目安 ポータブル電源での稼働目安(1000Wh想定)
6畳用 省エネ:約400〜600W
一般:約600〜800W
600W時:約48分
500W時:約1時間弱
10畳用 約800〜1200W 1000W時:約48分
800W時:約1時間
2000Whならその倍
14畳以上 消費電力がさらに大きい
200V仕様も増加
基本的にポータブル電源では非対応

 

ここでは、エアコンの大きさに合わせて、ポータブル電源で何時間動くのか解説します。

 

6畳用エアコンの消費電力と稼働目安

6畳用のエアコンの冷房は省エネ機種で約400〜600W、一般機種で約600〜800Wが商品電力の目安です。

 

1,000Whのポータブル電源なら「1000×0.8÷600≒0.8時間」で約48分、500W想定なら約1時間弱動かせます。

 

10畳用エアコンの消費電力と稼働目安

10畳用のエアコンは冷房運転時で約800〜1,200Wが消費電力の目安です。

 

1,000Whのポータブル電源でエアコンを動かした場合は、1,000W運転なら約48分、800Wなら約1時間です。

 

2,000Whならその倍の約2時間が目安となります。

 

冷房・除湿・外気温で前後するため、余裕を見て容量はワンランク上を選ぶと安心です。

 

14畳以上・200Vタイプ

 

14畳以上のエアコンは消費電力が上がり、200V仕様もあるので注意してください。

 

ポータブル電源は基本100V出力のため、200Vエアコンは非対応です。

 

電源を買う前に、エアコンが付いている部分のコンセント形状や銘板で100V/200Vを必ず確認してくださいね。

 

大部屋は200Vが多いため、無理にポータブル電電でエアコン稼働させようとせずに、扇風機併用やスポット冷暖房の検討がおすすめです。

 

ポータブル電源の定格出力とエアコンの起動電力の関係

 

ここでは、エアコン向けポータブル電源を選ぶ際に覚えておきたい、定格出力と
起動電力について解説します。

 

難しい言葉のように感じられるかもしれませんが、ここを見逃すとエアコンを稼働させられないので、必ずチェックしておきましょう。

 

定格出力とエアコン運転時の消費電力

ポータブル電源に記載されている定格出力は「ふだんの運転を安全に続けられる上限」です。

 

定格出力の数値と比べて、エアコンの運転時消費電力は確実に上回る必要があります。

 

そのため、ポータブル電源でエアコンを稼働させるなら、余裕を見て「運転時消費電力+20〜30%」を目安にしてください。

 

たとえば、1,000Wのエアコンなら定格1,500Wクラスといったイメージです。

 

さらに、ポータブル電源ではインバーターの変動やDC→AC変換ロスもあるため、定格はケチらず余裕を持たせましょう。

 

起動時に必要な瞬間最大出力とは?

エアコンの起動電力は「コンプレッサーやファンが立ち上がる瞬間に必要な一時的に大きく電力を消費する数値のことです。

 

多くの家庭用エアコンはインバーターで抑えられるものの、運転時の約1.3〜2.0倍を見込む必要があります。

 

たとえば、運転時に600Wのエアコンでも、起動時は800〜1,200Wに跳ね上がる可能性があるという意味です。

 

エアコンのように起動電力が高いものを動かすなら、ポータブル電源の瞬間最大出力は何ワットまで出せるかだけでなく「何秒維持できるか」も確認してください。

 

ポータブル電源でエアコンを稼働させるとき安全に使うためのポイント

 

エアコンを稼働させるときは、ポータブル電源の火災に注意が必要です。

 

節電のためポータブル電源でエアコンを稼働させていたのに、火災になっては意味がないので、次の点をチェックするようにしてください。

 

BMS(バッテリー管理システム)付きを選ぶ

大手ポータブル電源にはBMS(Battery Management System)が搭載されており、過充電・過放電・過電流・短絡・温度異常といったトラブルを防いでくれます。

 

エアコンのように大きな電力を扱う際は、BMSの性能が高いモデルを選んで、万が一の火災リスクを減らしたいですね。

 

一方で、BMSが搭載されていない安価な機種では、長時間使用時に発熱や寿命の低下を招くリスクが高まります。

 

延長コードや設置環境での注意点

高出力のエアコンをポータブル電源で動かすときは、細い延長コードや巻き取り式コードを使うと発熱や火災の原因になる恐れがあります。

 

できるだけ太めのケーブルを短く使い、熱がこもらないように配線してください。

 

また、ポータブル電源が直射日光の当たる場所や高温多湿の環境に置くのは避けて、換気を確保しながら運用すると安全性が高まります。

 

 

どんなシーンでエアコンをポータブル電源で動かせると役立つ?

 

ここでは、エアコン×ポータブル電源の組み合わせがおすすめのシーンを紹介します。

 

エアコンを稼働させられるポータブル電源は容量が大きくなり、価格も高くなるので、無駄にならないよう複数の用途に使えるか考えたいですね。

 

停電・災害時の非常用電源として

真夏や真冬の停電時、エアコンが使えない状況は命に関わるリスクとなります。

 

ポータブル電源があれば、短時間でも冷房や暖房を稼働でき、熱中症や低体温症の予防につながります。

 

ペットや高齢者、乳幼児のいる家庭では、防災備蓄として大容量モデルを準備しておくと安心です。

 

夏・冬の電気代節約に活用する方法

夜間の安い電気料金で充電し、昼間にポータブル電源でエアコンを動かせば、電気代を抑えられますよ。

 

さらに、ソーラーパネルと組み合わせれば再生可能エネルギーを活用でき、家庭の節電や環境への配慮にもつながるのがいいですね。

 

近年では電気代高騰が続くので、エアコン×ポータブル電源は節約効果を実感しやすい活用方法です。

 

車中泊やキャンプで快適に使う

夏場の車中泊やキャンプでは、エアコンやポータブルクーラーを使えると快適さが大きく向上します。

 

家庭用エアコンは消費電力が大きいため長時間の運転は難しいですが、車中泊用の小型のポータブルクーラーやサーキュレーターなら比較的長く稼働できます。

 

アウトドア用には、拡張バッテリー対応のモデルを選ぶと、エアコン以外の家電も使えるようになり便利です。

 

失敗しないエアコン用のポータブル電源の選び方

 

それでは、具体的にエアコンを動かすためのポータブル電源の選び方を紹介します。

 

まずはエアコンの消費電力を調べる

最初にやるのは、自宅のエアコンの消費電力を確認することです。

 

室内機の銘板や取扱説明書には「定格消費電力」「最大電流」が記載されています。

 

ここを確認せずに購入すると「容量不足で動かない」という失敗につながりので、面倒でも必ずチェックしてくださいね。

 

必要容量を計算して逆算する

自宅にある絵婚の消費電力が分かったら「Wh × 0.8 ÷ 消費電力」で必要な容量を逆算しましょう。

 

例えば消費電力1,000Wのエアコンを1時間稼働させたいなら、最低でも1,250Wh以上が目安になります。

 

さらに余裕を持たせるなら2,000Wh以上の容量のポータブル電源が安心です。

 

定格出力と瞬間最大出力を確認する

エアコンは起動時に消費電力が跳ね上がるため、ポータブル電源に表示されている定格出力だけでなく瞬間最大出力も確認しましょう。

 

運転時が800Wでも、エアコンの起動時には1,200W以上のポータブル電源が必要になることもあります。

 

おすすめのポータブル電源モデル3選

エアコンを動かすならどのポータブル電源がおすすめ?と迷う方向けに、おすすめのモデルを3つ紹介しますね。

 

エアコンを短時間動かすなら「Jackery 1000 New」


引用: jackery japan

 

Jackery 1000 Newは定格出力1,500Wで瞬間最大3000W対応なので、消費電力1,000Wクラスのエアコンを約1時間前後稼働させられるモデルです。

 

価格は10万円前後で手が届きやすく、災害時の緊急利用に適しています。

 

軽量で持ち運びやすいため、家庭用だけでなくアウトドアやキャンプでも活躍します。

 

ただし稼働時間は短めなので「非常時限定でエアコンを動かしたい人」におすすめです。

 

 

2時間以上の稼働に対応する「Jackery 2000 Pro」


引用:jackery japan

 

Jackery 2000 Proは容量が2,160Whあるので、消費電力1,000Wのエアコンを約2時間動かすことが可能です。

 

定格出力も2,200W、瞬間最大出力は4400Wあるため、エアコンの起動電力にも余裕で対応できます。

 

ペットのいる家庭や高齢者・赤ちゃんがいる世帯など、停電中でも快適な環境を維持したい人に最適ですね。

 

さらに、ソーラーパネルと組み合わせれば長時間運転も視野に入ります。

 

 

節電・在宅勤務に強い大容量「Jackery 3000 Pro」


引用:jackery japan

 

Jackery 3000 Proは容量3,024Whを誇り、エアコンを約3時間前後稼働させられる大容量モデルです。

 

日中に在宅勤務をしている家庭や、夏冬の電気代を抑えたい人におすすめですよ。

 

夜間に充電して昼間に使用すれば、ピーク時の電気料金を節約できます。

 

災害時にはエアコン以外の家電も同時に稼働できるため、家庭のライフラインを守る「安心のバックアップ電源」としておすすめです。

 

 

エアコンを動かすためのポータブル電源のまとめ

ポータブル電源でエアコンを稼働させるなら、容量1000Wh以上、定格出力1500W以上が最低条件となります。

 

1時間の緊急用なら1000Whクラスでもいいですが、2時間以上なら2000Wh、在宅時の節電対策なら3000Whクラスがおすすめです。

 

紹介したおすすめのポータブル電源を比較しながら、自分に最適なモデルを選んでくださいね。