キッチンカーにおすすめのポータブル電源3選!現地調達と発電機との違いも
この記事は、キッチンカーにおすすめのポータブル電源3選を紹介します。
キッチンカーでは1,000Wの調理家電を複数使うことがあるので、2,000〜3,000W対応のモデルで、拡張性があるものがおすすめです。
電源の現地調達と発電機と比べてメリットがあるのか知りたい人は、続きを読んで最適なポータブル電源を選んでくださいね。
キッチンカーにポータブル電源が必要な理由
キッチンカーで営業をするなら、電源の確保が必要です。
電源がないと営業のために保健所の審査をパスすることは難しいので、事前に電源の必要性を理解しておいてください。
食材を保管する冷蔵庫や冷凍庫に使う
キッチンカーで提供するメニューを作るため、食材は適切な温度で保管が必要です。
そのため、キッチンカーには冷蔵庫や冷凍庫を備える必要があります。
食材を適切に保管するための冷蔵庫や冷凍庫の設置は、保健所の審査でもチェックされるため、キッチンカーを営業するなら電源は確保しなければなりません。
給水ポンプに使う
キッチンカーの営業許可を得るため、給水ポンプを動かすための電源が必要です。
タンクに水を入れて給水する仕組みですが、水をくみ上げるため電気が必要になります。
また、シンクで使った水は排水タンクへと流れる仕組みです。
キッチンカーでの給水システムは2021年に改正された食品衛生法により、非接触型が求められるようになったため、電源は必須だと考えておきましょう。
調理器具に使う
キッチンカーでの調理はガスを使う方法もありますが、安全面を考えると電気式の調理器具を使ったほうが安心です。
たとえば、IH料理器具・コーヒーマシン・炊飯器・フライヤーなどです。
ポータブル電源を選ぶときは、調理器具の消費電力を計算し、すべて稼働できるものを選んでください。
レジのためのWi-Fiに使う
近年ではキッチンカーでもキャッシュレス決済が主流になってきているため、Wi-Fi環境を必要とするPOSレジシステムの導入が必要です。
Wi-Fiを動かすためには、当然電源が必要なため、キッチンカーにはポータブル電源があったほうがいいでしょう。
キッチンカーにポータブル電源を選ぶ理由
キッチンカーの電源は、発電機やポータブル電源を自分で持ち込むか、現場で借りる方法があります。
レンタルは初期費用が掛からないメリットがありますが、キッチンカーの営業を長く続けるなら自前のほうがコスパは良いでしょう。
自前で電源を確保するときには、以下の理由からポータブル電源をおすすめします。
エンジンをかけたままだとガソリン代を食う
電源の確保は、キッチンカーの車載バッテリーを使う方法があります。
しかし、営業中にずっとエンジンをかけたままだと、ガソリン代に注意が必要です。
近年ではガソリンも高騰しているため、キッチンカーのエンジンはかけたままにしないほうがいいでしょう。
また、エンジンをかけたまま電源を確保する方法は、最悪の場合はバッテリーが上がるリスクがあるため、キッチンカーの電源確保としておすすめできません。
発電機だと騒音や排気ガスが気になる
キッチンカーの電源は、発電機を使う方法があります。
しかし、ガソリン式のものが多く、稼働音がうるさく、重いデメリットがあります。
キッチンカーでは音楽をかけながら営業することもあるので、騒音がある発電機だと音楽が聞こえにくくなってしまうでしょう。
また、ガソリン式の発電機は、排気ガスが発生するので、食品を扱うキッチンカーに向いていません。
発電機は移動中に使えない
キッチンカーで使う食材は、車の移動中も冷蔵庫や冷凍庫で冷やす必要があります。
しかし、発電機は車の移動中には使えないので、遠方に出かける際には、食材が痛んでしまうリスクがあります。
一方で、ポータブル電源なら、車のシガーソケットからの充電も可能で、走行しながらも使えるメリットがあるためおすすめです。
キッチンカー向けのポータブル電源の選び方
キッチンカーの営業のためポータブル電源を選ぶときは、以下の基準で比較してください。
必要な機材が動かせる容量であること
ポータブル電源選びで最も重要なのは、機材を動かせる容量があることです。
使用する機材の合計ワット数を計算しましょう。
キッチンカーで使う機材の消費電力は、以下が目安です。
- 小型冷蔵庫:100〜200W
- 電子レンジ:1,000〜1,500W
- コーヒーマシン:400〜700W
- フライヤー:1,000〜1,400W
- 照明:50W
- レジ:5W
- 換気扇:50〜150W
電子レンジやフライヤーなど消費電力が大きい調理器具を使うときは、定格出力2,000Wくらいのポータブル電源が必要となります。
消費電力が小さい調理器具のみの場合は、定格出力1,000Wのポータブル電源でも問題はありませんが、少し余裕を持ったほうがいいですね。
必要な機材を動かせる出力ポート数を確保できること
キッチンカーで選ぶポータブル電源は、出力ポート数をチェックしましょう。
動かしたい機材の数に合わせて、出力ポート数が確保されているものを選んでください。
出力ポート数が足りなくても、延長コードやタコ足配線で使う方法もありますが、通常とは違う使い方では火災のリスクが高まるためおすすめできません。
キッチンカーで火災があれば営業停止リスクもあるので、ポータブル電源は使う家電の数分の出力ポートがあるものを選びましょう。
ソーラーパネルで充電できること
イベント時などでは、キッチンカーで長時間営業することが多いため、ポータブル電源はソーラーパネルで充電できるものがおすすめです。
晴れている日であれば、ソーラーパネルから充電ができるため、電力が足りなくなるリスクが避けられます。
ただし、曇りの日もキッチンカーを営業することがあるので、ポータブル電源は容量の大きなものを選び、最善策を取る方法が一番です。
キッチンカーにおすすめのポータブル電源@:ジャクリ2000Plus
引用:jackery japan
キッチンカーで使うポータブル電源で、余裕を持たせたいならジャクリ2000Plusがおすすめです。
定格出力3,000Whなので、キッチンカーで使うほぼすべての家電に対応しています。
電子レンジとフライヤーといったように、消費電力が高い調理家電を同時に使っても余裕なため、電源が落ちる心配がありません。
また、ジャクリ2000Plusはバッテリーパックを5台まで増設できます。
キッチンカーの電力が足りなくなっても最大12KWhまで拡張できるため安心です。
キッチンカーにおすすめのポータブル電源A:ジャクリ1000Plus
引用:jackery japan
キッチンカーで調理家電の数が少ないときは、最低限の電力確保として、ジャクリ1000Plusがあると便利です。
ジャクリの「Plus」シリーズは拡張性があるモデルで、ジャクリ1000Plusなら3台まで増設できるメリットがあります。
1台だけでも定格出力2,000W対応なので、キッチンカーの調理家電の多くが使えますよ。
キッチンカーにおすすめのポータブル電源B:ジャクリ3000New
引用:jackery japan
キッチンカーで使うポータブル電源を、最初から大容量にしたいなら、ジャクリ3000 Newがおすすめです。
「Plus」シリーズと近い拡張性はありませんが、定格出力3,000W対応で、複数の調理家電を同時に使えるメリットがあります。
ジャクリの「New」シリーズは、セールで最大45%オフになることが多いモデルなので、コスパの良さでおすすめです。
セール中の購入なら、ポータブル電源の初期費用が20万円程度で済んでしまいます。
キッチンカーにおすすめのポータブル電源についてまとめ
キッチンカーに使うポータブル電源は、大容量モデルがおすすめです。
大容量モデルなら、キッチンカーで使う調理家電を長時間使えるので、電力不足で悩む心配がありません。
長時間の営業を考えている人は、拡張性のあるポータブル電源を選んでくださいね。
さらにおすすめのポータブル電源を比較したい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。