初心者におすすめのポータブル電源は?選び方や注意点を紹介
この記事は、初心者におすすめのポータブル電源を紹介します。
ポータブル電源の初心者が災害用に買うなら、1000W以上がおすすめです。
しかし、いきなり10万円前後のポータブル電源を買って失敗したくない方は、3万円前後のものから慣らして、良ければ上位機種を再購入したいですね。
初心者におすすめのポータブル電源をもっと知りたい人は読み進めて、おすすめ商品をすぐチェックしたい人は以下のリンクからご確認ください。
初心者が最初に知るべき!ポータブル電源って何に使えるの?
災害への備えとして注目されているポータブル電源ですが、「実際どんな場面で役立つの?」「スマホ以外に何が動くの?」といった疑問がありますよね。
ここでは、防災時の活用シーンや対応家電の例を挙げながら、ポータブル電源の具体的な使い道を解説します。
防災時にポータブル電源があると助かる場面
災害で停電が起きたとき、ポータブル電源があれば「いつもの生活」に近い環境を維持できますよ。
電気がまったく使えない状態では、スマホが使えないだけでなく、照明・情報収集・調理・保温など、あらゆる行動が制限されるので注意したいですね。
実際に災害時には以下のような場面でポータブル電源が活躍しています。
- スマホの充電で連絡手段や情報源を確保
- LEDライトを使って夜でも安全に過ごせる
- 電気毛布や小型ヒーターで寒さをしのげる
- 携帯ラジオやテレビで最新の被災情報を得る
- ポータブル冷蔵庫で食材を保管
これらがポータブル電源で数時間〜数日間使えるだけでも、避難生活のストレスを大きく軽減してくれます。
スマホ以外に何が動かせる?利用シーン一覧
「スマホ以外にも本当に使えるの?」という疑問に対して、答えはYESです。
最近のポータブル電源は性能も向上しており、スマホやパソコンだけでなく、小型家電の多くに対応しています。
代表的な使用例を以下にまとめます。
使用機器 | 必要な出力(目安) | ポイント |
---|---|---|
スマートフォン | 約5W | 約20〜30回の充電が可能(300Wh) |
ノートPC | 30〜80W | リモート作業や避難先での情報収集に最適 |
LEDランタン | 5〜10W | 停電時の照明に(長時間使用可能) |
電気毛布 | 40〜80W | 冬場の防寒に(中容量モデルが必要) |
扇風機(DCタイプ) | 10〜30W | 夏場の熱中症対策にも役立つ |
小型冷蔵庫・保冷庫 | 60〜100W | 食料や薬の保存に最適 |
ポータブル電源の容量や出力に応じて使える機器は変わります。
用途を想定して選べば、無駄のない買い物ができますよ。
高額モデルはいらない?初心者が見るべきポータブル電源の選び方
ポータブル電源を探し始めると、数万円から10万円超えまで、価格帯が幅広いことに驚く方も多いのではないでしょうか。
初心者が無駄な出費を防ぎつつ、必要な安心感を得られる選び方を紹介します。
防災目的なら容量が最重要ポイント
ポータブル電源を選ぶ際に、初心者がまず注目すべきなのは「容量(Wh)」です。
なぜなら、ポータブル電源の容量が使用可能時間や動かせる機器の数に直結するからです。
300Whの小型モデルならスマホの充電は何度もできますが、電気毛布や扇風機を長時間使うには物足りない場合があります。
防災を目的とするなら、最低でも500Wh以上、できれば1000Whクラスのモデルを選んでおくと安心です。
容量の大きさは「非常時の生活レベルをどこまで維持できるか」に直結する部分なので、最も重視して選んでくださいね。
最低でも1000Wクラスを選ぶべき理由
ポータブル電源の出力(W)は、同時に使える電気製品のパワーの上限に影響します。
そのため、防災目的であれば、1000W以上の出力があるモデルがおすすめですよ。
というのも、ドライヤーや電気ポット、電気毛布などは意外と高出力を必要とするからです。
電気ポットは800〜1000W前後、炊飯器は500〜700W程度なので、1000Wのポータブル電源で同時に動かすことはできません。
複数の家電を同時に使う場合は、出力が不足すると起動しなかったり、電源が自動的にオフになってしまうので、注意してくださいね。
1000W以上のポータブル電源汚モデルなら、「いざというときに使えない」失敗を避けやすくなります。
ちなみに、ジャクリ1000Newで使える家電は、以下の記事で解説しています。
ソーラーパネルの有無が生死を分けるかも?
災害時には、充電手段が限られる可能性が高いため、ソーラーパネルの併用を前提に考えたいですね。
なぜなら、ポータブル電源の本体にどれだけの容量があっても、充電が切れたらただの「重い箱」になるからです。
ソーラーパネルがあれば、停電が長引いても自力で再充電が可能になります。
大規模災害では、数日間の停電が想定されるため、日中の太陽光を活用できる体制を整えておきたいですね。
おすすめは、ポータブル電源本体とセットで使える「純正ソーラーパネル」です。
出力や接続の互換性を考えなくても使えるので、初心者でも扱いやすいですよ。
3万円台で買える!コスパ重視の初心者向けおすすめポータブル電源
「本格的な防災グッズを揃えたいけれど、できればコストは抑えたい」そんな初心者のニーズに応えてくれるのが、3万円前後のコスパ重視モデルです。
ここでは、予算別にどんなモデルがあるのか、3万円台モデルの実力や、その他の価格のモデルも併せて紹介します。
予算別のおすすめモデル(1万円台/3万円台/10万円前後)
ポータブル電源は価格によって性能が大きく異なります。
目的に応じて選びやすいよう、3つの価格帯に分けてモデル例と特徴を整理しました。
価格帯 | 特徴 | 向いている用途 |
---|---|---|
1万円台 | 容量が小さく、スマホ・LEDライト専用クラス | 外出時のモバイルバッテリー代わり、防災の最低限対策 |
3万円台 | 300〜500Wh程度、軽量・必要最低限の出力 | スマホ充電+α、防災ライトや扇風機など |
10万円前後 | 1000Wh以上、高出力&多機能 | 複数家電使用、長期停電への備え |
3万円前後のポータブル電源は「低価格で最低限をカバーしたい初心者」にとって、コスパのバランスがもっとも良い価格帯と言えるでしょう。
一方で、10万円前後の予算があれば、1000Wのポータブル電源が選べるので、災害時でも1日〜3日くらい使えるので安心です。
「3万円クラス」モデルの実力と限界
3万円クラスのポータブル電源は、容量300〜500Wh・出力300〜500W程度が主流です。
このクラスでもスマホの充電なら複数回対応できますし、LEDライト、扇風機、小型ラジオ、ノートPCなどの使用にも十分対応可能です。
ただし、注意すべきは高出力を要する家電(炊飯器や電子レンジなど)には非対応な点です。
長時間の電気毛布利用や複数機器の同時使用にも向かない点にも注意してくださいね。
つまり、3万円台モデルは「短期の停電や最小限の備えに適したサブ電源」としての位置づけがベストです。
まずはサブ用として導入してみるのもアリ
「いきなり高額モデルを買うのは不安…」という方には、まずはサブ用から始める選択肢がおすすめです。
3万円台のモデルなら購入時の金銭的な負担が少なく、試しに使ってみてから本格的な防災体制に移行できます。
サブ電源として使いながら、実際に何に使いたいのか・どのくらい容量が必要かを体感できるのもメリットですね。
万が一「やっぱり容量が足りない」となっても、後から大容量モデルを買い足せばOKです。
サブとメインのポータブル電源を併用すれば、より柔軟な電力確保が可能になります。
初心者が陥りやすいポータブル電源のよくある失敗と注意点
ポータブル電源は便利なアイテムですが、「思ったより使えなかった」「非常時に役に立たなかった」という失敗談も少なくありません。
初心者が陥りやすいポイントをここでは、詳しく解説します。
買ったのに「使えない」と感じる理由
ポータブル電源を購入してから「これじゃ足りなかった」と後悔するケースは意外と多くあります。
その大半の理由が、出力と容量の確認不足です。
たとえば、容量(Wh)が小さいモデルを選んでしまうと、スマホの充電はできても電気毛布や扇風機は動かせません。
出力(W)が不足していると、消費電力の高い家電がそもそも動かないという問題も発生します。
ACコンセントが1つしかない・USBポートが足りないといった「端子数の見落とし」もよくある失敗なので注意したいですね。
複数機器を同時に使いたいなら、ポート数や対応電圧は要チェックです。
ポータブル電源選びでよくある失敗事例は、以下の記事も併せて確認してみてください。
災害時は「充電手段の確保」が最大の課題
ポータブル電源は充電ができてこそ意味があります。
ところが、災害時に最も困るのが「電源をどこから確保するか」という問題です。
いくら大容量のポータブル電源を持っていても、使い切った後に充電できなければ、まったくの無力なんです。
停電が長引いた場合や、コンセントが使えない状況では、ソーラーパネルなど自力充電の手段があるかどうかが、生死を分けるほどの差になることもあります。
ポータブル電源本体とあわせて、純正ソーラーパネルの導入もぜひ検討しておきましょう。
初心者がポータブル電源を選ぶ際のよくある質問
ここでは、初心者がぜひ知っておきたいポータブル電源の基礎知識を紹介します。
Q1. ポータブル電源って家に置いておくだけでも劣化するんですか?
はい、ポータブル電源は使用していなくても徐々にバッテリーが劣化します。
長期間放置していると、内部のリチウムイオン電池が過放電を起こし、寿命を縮めてしまうので、数ヶ月に1回は充電しておくのがおすすめです。
Q2. 普段使いもできるんですか?防災専用にしておくべき?
防災用として購入したポータブル電源は、日常使いがおすすめです。
アウトドアや車中泊、屋外での作業時の電源として活用すれば、バッテリーの健康状態を維持しやすく寿命も延びるので、いざという時にも安心して使えますよ。
Q3. 家庭用コンセントで充電するのにどれくらい時間がかかりますか?
ポータブル電源汚充電時間は製品によって異なりますが、おおよそ4〜8時間程度かかるものが一般的です。
Q4. 真冬や真夏でもポータブル電源は使えるんですか?温度に弱くないですか?
ポータブル電源は極端な温度環境に弱いため、使用可能な温度範囲が決まっています。
多くの製品では0〜40度前後が目安となっており、特に寒冷地での使用時は性能が低下しやすいので注意が必要です。
Q5. 購入前にチェックすべきスペックは他にありますか?
出力・容量以外に確認しておきたいのが「出力ポートの種類と数」「充電方式(AC/USB/ソーラー)」そして「対応周波数(50Hz/60Hz)」です。
初心者におすすめのポータブル電源のまとめ
ポータブル電源を初心者が買うなら、1000W以上のものがおすすめです。
予算に限りがあるときや、「使いこなせるか不安」という方は、3万円前後の安価なポータブル電源を選んで、実際に使ってから上位機種を買う方法がいいでしょう。
迷ったら、以下で紹介しているポータブル電源の比較記事も併せて参考にしてみてください。