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犬にエアコンはもったいない?夏につけ忘れた場合のデメリットと対処法

 

この記事は、犬にエアコンはもったいないと考えるデメリットを紹介します。

 

犬にエアコンはもったいないと感じるのは、電気代が高騰しているからだと思いますが、かえって治療費が高くなったり、犬の命を失って精神的なダメージが大きくなるリスクがあります。

 

エアコンの電気代節約のコツも紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

 

犬にエアコンはもったいない?夏につけ忘れた場合のデメリット

 

犬にとってエアコンをつけ忘れることは深刻な健康リスクにつながります。

 

ここでは、夏にエアコンをつけ忘れたときの具体的なデメリットを解説します。

 

熱中症になると病院代が高い

犬が熱中症になると、点滴や入院が必要になることが多く、治療費は数万円から場合によっては十数万円に及ぶため注意が必要です。

 

犬のためにエアコンをつけるのがもったいない理由は「電気代が高い」からですが、犬が病院に行く羽目になれば、もっと高額な費用がかかると知っておきましょう。

 

さらに犬の熱中症が重症化すれば命の危険があるため、金銭面だけでなく飼い主にとって精神的な負担も大きいです。

 

ハアハアと息が荒くなり体力を消耗する

犬は汗腺がほとんどなく、体温を下げる手段は「パンティング(ハアハアと呼吸を早めること)」に頼っています。

 

しかしこれは非常に体力を消耗するので、長時間続けると体温を十分に下げられず危険です。

 

特に老犬や短頭種は呼吸器系が弱いため、あっという間に体調を崩してしまいます。

 

エアコンを使わないと「節約」どころか犬の体に負担がかかり、健康寿命を縮める要因となってしまいます。

 

犬にエアコンはもったいないと思う人が知っておきたいこと

 

「犬にエアコンは不要では?」と考える人もいますが、犬が感じる暑さは人間とは異なります。

 

ここでは犬が暑さを感じる目安について解説します。

 

犬が暑いと感じる温度は28℃以上

一般的に犬は28℃を超えると暑さを感じ始めると、ダイキン公式サイトに記載があります。

 

また、横須賀市にあるつだ動物病院では、犬種ごとの快適な温度設定の記載があります。

  • 小型犬(チワワやトイプードル):20〜24℃
  • 大型犬(スタンダードプードルやバーニーズ):18℃
  • 寒冷地の犬種(シベリアンハスキーやサモエド):18℃

 

人間にとっては少し蒸し暑い程度でも、犬にとっては体調を崩す危険な環境です。

 

特に湿度が高いと体温を下げにくくなるため、28℃前後でも注意が必要になります。

 

トイプードルが暑いと感じる温度は25℃以上

ふわふわした毛に覆われたトイプードルは、体に熱がこもりやすい犬種です。

 

そのため25℃を超えると不快に感じはじめ、30℃を超えると熱中症のリスクが高まります。

 

また、小型犬であり体力も限られているため、暑い日には早めにエアコンを使用し、こまめに水分を与えてくださいね。

 

ハスキー犬は寒冷地の夏でも注意が必要

寒冷地原産のシベリアンハスキーは、暑さに特に弱い犬種です。

 

たとえ気温が25℃程度でも、湿度が高いと熱が体にこもりやすく、ぐったりしてしまうことがあります。

 

都市部だけでなく、比較的涼しい地域でも油断は禁物です。

 

人気漫画「動物のお医者さん」にはシベリアンハスキーが登場しますが、北海道の夏でも夏バテする様子が描かれているので、注意したいですね。

 

どうしても犬にエアコンはもったいないときの対処法

 

電気代が気になり「エアコンをつけっぱなしにはできない」と感じる場合でも、工夫次第で犬が快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。

 


引用:ダイキン

 

ダイキンの調査では、ペットのためエアコンを付けている家庭は29.2%にすぎず、窓を開ける23.5%、扇風機を使う13.2%という対処法が多いことが分かりました。

 

扇風機やサーキュレーターを付けておく

犬のためエアコンをつけるのがもったいない場合は、扇風機やサーキュレーターの活用を考えてみましょう。

 

室内の空気を循環させると、犬の体感温度を下げられます。

 

直接犬に風を当てるのではなく、部屋全体の空気を動かすようにすると効果的です。

 

ただし、室温自体が高すぎる場合は根本的な解決にならないため、他の方法と組み合わせて使う必要があります。

 

2階以上なら窓を開けておく

マンションに住んでいる家庭では、犬のために窓を開けておく方法がおすすめです。

 

風通しを確保できれば室温の上昇を抑える一定の効果があります。

 

ただし、防犯や脱走のリスクを考慮して、網戸や補助ロックを利用するようにしましょう。

 

2階以上のマンションでも、「ベランダを伝って侵入した」というケースはあるので、窓のロックは忘れないでください。

 

保冷剤や冷やしたペットボトルを近くに置く

犬のためエアコンをつけるのがもったいないと感じるなら、できるだけ犬の体温を下げる工夫をしましょう。

 

タオルに包んだ保冷剤や凍らせたペットボトルをケージの近くに置くと、犬が涼しい場所を自ら選んで休むことができます。

 

低コストで取り入れやすい方法ですが、誤ってかじらないように必ず安全対策をしてください。

 

保冷剤や凍らせたペットボトルは、1時間程度で溶けてしまうので、短時間の対策としておすすめです。

 

エアコンのエコモードで電気代を節約する

犬のためエアコンをつけるのがもったいないなら、節電になる使い方を試してみてはどうでしょうか。

 

エアコンを完全に切ると稼働させたときに大きな電力を必要としますが、エコモードでずっと稼働させるほうが効率的に温度を保てるためおすすめです。

 

また、途中で室温が上がりすぎて再び冷やすよりも、省エネ運転を続けるほうが結果的に電気代を抑えられるメリットもあります。

 

エアコンのタイマーを利用して電気代を節約する

犬のためエアコンをつけるのがもったないないときは、短時間でもいいのでエアコンで部屋の温度を下げましょう。

 

外出中や夜間は、タイマーを使って最も暑い時間帯だけ稼働させる方法は効果的です。

 

完全につけないのではなく、必要な時間にピンポイントで動かせば、電気代を抑えつつ犬の健康を守ることができますよ。

 

ポータブル電源を利用する

犬のためエアコンをつけるのがもったいないときは、災害の停電対策を兼ねて、ポータブル電源を購入する方法も検討してみてください。

 

ポータブル電源を電気代が安い深夜電力で充電するか、ソーラーパネルを使って充電させれば、電気代を下げることができますよ。

 

また、ポータブル電源があると、災害があったときに飼い主が家電を使えるようになるので、安心材料として持っておくのもいいですね。

 

なお、エアコンを稼働させられるポータブル電源は、以下の記事で紹介しています。

 

 

犬にエアコンがもったいない場合の対処法のまとめ

この記事では、犬にエアコンをつけるのがもったいないと感じる場合のリスクや、対処法を広く紹介してきました。

 

不在時にエアコンを長時間つけるとなると電気代が気になりますが、省エネモード・タイマーを使う・ポータブル電源を使うなどの対処法も検討してみてくださいね。

 

最近は夏に40℃になる日も出てきているので、犬にエアコンがもったいないと言ってられなくなりました。

 

自分の家庭に合った方法で、ぜひ対策してみてください。